出会いの旅あっちこっち「夢紀行倶楽部」

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zoom RSS =旅のアラカルト= 「あっちこっち」=115号

<<   作成日時 : 2009/01/07 12:33   >>

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ONE NOTE



ドアを開けると、柔らかく、甘いコーヒーの香りが、ボサノバの曲とともに

身を包んでくれる。

 珈琲工房「One Note」は、生のコーヒー豆を麻袋単位で仕入れ、自前

の焙煎機で、必要なときに必要なだけ焙煎してくれるこだわりの店だ。

 モカ、ブルマン、コロンビア、サントスなど種分けされ密封された十数類の

豆の瓶がずらりと並んでいる。

 「ボサノバが流れる小さな店で、こうしてコーヒー豆を並べることが夢だった

んですよ」と、マスターの川上さんが話してくれた。

 五席しかないカウンター、四人掛けのボックス一つ、壁のように並べられた

瓶の向こうには、麻袋に入った白い生のコーヒー豆が、焙煎される順番を待

っている。

 カウンターに座ると、目の前のコーヒーミルのけたたましい音が鳴り止んだ。

 川上さんが、とっておきのコーヒーを落としてくれた。温められたカップの中に、

カリタのろ過紙から、微かな音をたててカップが満たされてゆく。どこかのイラ

ストで見たような湯気が、カップの中から立ち上っている。そっと口をつけた。

「うまい!」と、つい感嘆詞が飛び出した。

 半年ほど前まで、博多港ベイサイドプレイスで屋台のコーヒー店を出していた。

月前に大手門の路地裏のマンションの一階に移り、オープンしたばかりだ。

 「ここらは、焙煎機を見て豆を買いに来てくれる人が多いですよ。カウンターで

飲んでもらうよりも、私はその方が嬉しいんですけどね」と、コーヒー一筋の川上

さんの顔がほころんだ。

 当面の夢が実現し、これからは喫茶店ではなく、本当の意味での「珈琲工房」

として、焙煎機がいつも回り続けるに違いない。  

       福岡市中央区荒戸2-2-8
                ロワールマンション大濠2
      092-741-7117

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